墓参りツアーレポート(1) 鳥取大地震
(さいら)
10月6日。とうとう蘭陵王墓参りツアー出発日。
しかしどうして中国への旅にこの地震がタイトルなのかというと、この地震のため、
空港までの交通機関が乱れまくり、間に合わない人が出るかというピンチに陥ったか
らなんである。
今回の旅の飛行機はチケットの関係で、参加者のほとんどが関東人にもかかわらず、
関西空港発着でした。当初の予定では飛行機は15:35発の上海経由の北京行きだっ
たけど、航空会社の都合で上海止まりに。北京直行の代替便が用意されたが、この便
の出発が21:40。15:35発合わせで羽田から関空行きの国内便をとっていた
けれど、あまりに時間が遅いのでこれをキャンセルし、新幹線で関空に向かうことに
しました。さいらの場合、これに京都観光をつけて。
新横浜10:27→京都14:02→東寺→京都16:40発→関空18:25
これがさいらの場合の予定。他の参加者も、ほとんどが新幹線で大阪に向かってい
ました。
空港まで一人旅でヒマだったさいらは、同僚が私がいないと淋しいとショートメー
ルを送ってきたのをいいことに、旅路を中継していました。13時すぎに薬の時間の
関係で、高い新幹線のサンドイッチを買って食べ、京都まで一眠りするかと電光掲示
板をボーっと見ていたときにそれは起きました。
電光掲示板の表示が消えたので米原が近いのかと思っていたら、そのあと何にも出
てこない。あれ?と思っているうちに、今度は停電。すぐに「浜松〜徳山間が停電中」
とのアナウンスが入り、徳山ってどこ?と思いつつ、先日の新幹線停車騒ぎを思い出
して他の参加者に停電のことを伝えました。
15分くらいすると、中国地方で震度6の地震があり、その影響での停電であると
のアナウンス。念のため最悪の場合のチェックイン時間を旅行会社に確認して他の参
加者に伝えました。ちなみに大阪では震度4くらいの揺れを感じ、同僚の話だと、東
京でもわずかに揺れたとか。
1時間してようやく新幹線は動き出し、京都に到着しました。リムジンバスのター
ミナルで関空行きのバスに地震の影響がないことを確認すると、急ぎ東寺へ。こうい
う状況の時、本当なら少しでも早いバスに乗っておくべきなのだろうけど、神頼みを
しておきたい気持ちが勝って行くことにしました。
東寺を出てすぐ、やはり京都観光をしてから関空へ向かう予定だった参加者から、
もう少しで京都駅に着くという連絡が入り、同じバスで関空へ行くことにしました。
バスターミナルの待合室では、鳥取でまた強い余震があったことを伝えるニュースが
流れていました。私が旅の前に聞いた地震のニュースは、それが最後でした。
関空へのバスは乗客が4人しか居らず、帰宅ラッシュの渋滞にいっときはまったも
のの、ほとんどスムーズに進んでいきました。この日一番リラックスしていたのは、
この2時間でしたね。途中、日の沈む方角に地震雲がはっきりと立っているのが見え、
夕焼けの色の禍々しい色合いに、地震が起きていたことを実感しました。
関空で大阪観光をしていた参加者2人と合流して夕食or軽食をとっていると、残
り2人から新幹線が新大阪の駅を目前に止まってしまっていたため新大阪到着が遅れ、
チェックイン時間に間に合わないかもとの連絡が。チェックイン時に間に合わない人
がいるとういことを伝えるから、がんばってきてくれと伝えました。
チェックインに向かうとカウンターが混み合っており、手続きに時間がかかってい
ました。そのうちに1人が到着。でももう一人はまだ時間がかかるということだった
のでカウンターでもう一人が遅れていることを伝えて席を確保し、税関へ。税関も混
みあっていたので一番後ろに並んで待っていると、最後の一人がやっと合流。
これで無事出国と思いきや、21:40発のはずの便が22:05に。ヒマになっ
てしまった私たちは、搭乗ゲートのイスが満席だったため、通路にヤンキー座りした
り、何やらストレッチのようなことをしたりして、それでなくても年寄りばかりの乗
客の中で若者の集団は浮いていたのに、さらに浮きまくっておりました。
いろいろあったけどようやく出発。海外がはじめてなら、飛行機もはじめてなさい
らは、ビジョンに映し出される離着陸のもようや、途中。乱気流で飛行機が揺れるの
を、ジェットコースターみたいと喜んでおりましたとさ。
2000.10.11
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