偏った登場人物紹介〜カウラヴァ〜

これから充実させます。

 

  ドゥルヨーダナ   カウラヴァ百王子の長男。
彼のパーンダヴァ五王子に対する嫉妬がこの大戦争を引き起こしたかのように言われていますが、私は彼の嫉妬も怒りもとても正当なものに感じています。どれだけ努力しようとも、いつも誉められるのはパーンダヴァ。実際に国を治めていて、悪政を敷いているわけではないのに相続の問題だけで国を半分分けろとか、正当な王はパーンダヴァと主張されてもねえ?(この辺は相続についてのインドでの考え方の違いとかあるんでしょうが)
       
  ビーシュマ   ドリタラーシュトラの伯父。シャーンタヌ王とガンガー女神の息子。シャーンタヌ王がサティヤヴァティーと設けた子供に跡を継がせるため、王位継承権を放棄。その礼に自分が望むときに死ねる身となる。
この大戦争の原因の1人。高潔な人物であるけれど、彼が誓いを破って自分が王位を継いだり、子孫を残していたら、この国の運命は変わっていただろう(その前に、誓いを破ったために国が滅ぼされちゃうかな?)
       
  ドローナ   カウラヴァ百王子、パーンダヴァ五兄弟の武術の師。愛息アシュヴァッターマンが死んだとの誤報に戦意喪失し、倒される。
この大戦争の原因の1人。パーンダヴァ五兄弟をかわいがりながらも、ドルパタとの因縁でカウラヴァについた印象が否めません。
       
  カルナ   クンティが結婚前にスーリヤ神より授かり、捨て子となる。御者のアディラタに拾われ、御者の子として育つが、戦士としての力はアルジュナに匹敵する。
生まれつき、耳輪と甲冑を着けている。
最後にアルジュナと対決し、戦死する。
もう、大好きです、カルナ!! こういう悲劇の人は、マハーバーラタをはじめて読んだ頃の私には、とってもツボだったのです。ただ御者の子として育ったというだけで、パーンダヴァが相手にしようとしないのに怒るのもわかる。カルナはただ戦士として、アルジュナと戦いたいだけというストイックさがたまりません。
出自を知りつつも、自分を育ててくれた養父母への孝は欠かさないし、耳輪と甲冑を取られてしまうシーンのかっこよさもステキ。
       
  ドリタラーシュトラ   カウラヴァ百王子の父。盲目の王。パーンドゥの兄。
人の親として、息子がかわいいのは当たり前だと思う。
       
  ガーンダーリー   ドリタラーシュトラの妃。カウラヴァ百王子の母。
岸壁の母というイメージがついてしまったのはなぜなんだろう。盲目の夫とわかって自分も目隠しをして生きるなんて、なかなかできないです。情が深くて好きです。
       
  シャリヤ   マードリーの兄。マドラ国王。パーンダヴァ兄弟の伯父にもかかわらず、カウラヴァにつき、カルナの御者をする。
カウラヴァに入れていいかどうか悩んだけど、最後までカウラヴァで戦うのでコチラに。
       
  アシュヴァッターマン   ドローナとその妻クリパーの息子。父を謀殺されたことに怒り、大戦争の後、パンダヴァの兵舎を夜襲し全滅させる。
カウラヴァってストイックなタイプが多い気がします。彼もそう。
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       



パンダヴァ カウラヴァ どちらでもない人たち なぜかラーマーヤナ


独断と偏見のマハーバーラタ

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